宿屋を開業したら早速集客するために宿泊予約サイト(以後OTAと呼ぶ)との契約をすることが多いと思います。この記事では、OTAと契約をして開業したばかりの宿屋の方向けの基礎的なノウハウをご紹介します。

宿の情報を充実させることの重要性

この記事のタイトルにもあるように、宿の情報を充実させることはなぜ重要なのか。それは、今後OTAを使ってWeb集客をするにあたり、お客様がクリックし自社の宿屋のページへアクセスする数(アクセス数)、そして予約に転じた数(予約転換率)に関わってくるためです。

新規でOTAと契約した場合、宿へお客様が宿泊した実績がないので、口コミがありません。そのためお客様からしたら不安で仕方ないのです。予約に至る判断基準が少ないのです。

例えばどんな立地にあって、観光地からどのくらいの距離か、バリアフリーか、お客様ご自身で持っていく必要のあるものはあるかなど、お客様によって宿泊する目的が異なります。

宿の情報が少ないと選びにくく、選んだとしても期待値とのギャップがあり、クレームに繋がる可能性もあります。よって宿の情報を充実させることは、集客する上で重要なことなのでお客様にしっかりと伝えていきましょう。

宿の情報を充実させよう

OTAと契約が済んだらまずは自社の宿の情報を充実させることから始めましょう。契約後OTAの担当者から電話がかかってきて、OTAの管理画面でわからない箇所や必要な項目を教えてくれます。

また、宿屋の情報をOTAの担当者がヒアリングし、代わりに最低限必要な項目を入力していただけたりします。後々、自分たちで入力する作業の手間を考えると最初の段階でOTAの担当者へ入力してもらうのがベターです。最低限入力してもらってから、後々表現を修正するなど修正していきましょう。

キャッチコピーはしっかり考えよう

基本情報を入力する際にほとんどのOTAに項目としてあるのが、キャッチコピーです。キャッチコピーはお客様にどんな宿屋なのかという、自社の宿のウリをしっかり伝えることができる項目なので、しっかり考えていきましょう。

また、同じエリアで宿が掲載されている中、自社の前後に並んでいる宿のキャッチコピーとなるべく被らないように、差別化できるとベターです。

宿屋を開業するにあたって、想いやコンセプトがあったり、立地的なメリットであったり、お客様に選んで宿泊してもらえるよう、定期的にブラッシュアップしていきましょう。

開業した際に初めに契約しておきたいOTAはこちらをご参照下さい。

宿を開業したら【まず掲載しておきたいOTA3選】

宿の画像を登録しよう

基本的な情報の入力が済んだら、施設内の画像を登録していきましょう。外観・お部屋・お風呂(お手洗い)・温泉があれば大浴場や露天風呂、お食事の提供があれば朝食、夕食は最低限あると良いです。

プロのカメラマンによる撮影だとより綺麗な写真を撮ることができますが、開業したては何かとコストは抑ええたいと思います。iphoneなどのスマートフォンのカメラやアプリもかなり良くなってきているので、それでも十分かと思います。

スマートフォンで撮影する際のコツなどは、こちらをご参考下さい。

【宿泊施設向け】スマートフォン撮影テクニック。実践して集客に活かそう。

画像サイズは統一しよう

撮影する際に気を付けたいのが、スマートフォンの向きです。縦向きで撮影したものを画像サイズを加工せずにアップロードしたとします。その場合、画像が一覧で表示された場合、縦向き、横向きがあって統一感がなく、見栄えが悪くなります。

画像サイズの加工ができない場合は、横向きで撮影した画像をアップロードしましょう。もし、画像のサイズを後で加工したい場合は、スマートフォンではリサイズで検索するとたくさん画像サイズを変更できるアプリがあります。

その他、パソコンで画像サイズを変更する場合はBANNER KOUBOUというオンライン上の無料のサービスがあるのでおすすめです。画像サイズは以下のサイズがあれば網羅できるのでご参考下さい。

【推奨サイズ】
・じゃらんnet
幅1200px(ピクセル)×縦900px(ピクセル)

・楽天トラベル
幅500px(ピクセル)×縦500px(ピクセル)

※Booking.com
幅1280px(ピクセル)以上×縦900px(ピクセル)以上
あればユーザーに綺麗な画像が掲載できると推奨

まとめ

開業したばかりの集客は、まず実績を作っていくことが重要なので、お客様から選んでもらえるよう、しっかり宿の情報を充実させ正しい情報を伝えていきましょう。
また定期的に情報が古くなったら更新していきましょう。