集客するために、OTA(宿泊予約サイト)と契約し、施設情報や画像の登録まで全て入力したら、次は宿泊プランを作成して集客を始めていきましょう。では、まず何から作成していけば良いのか、基本的な概念とプランの作成方法を解説します。
ベースとなるプランを作成しよう
まずは、食事のついていない素泊まりプランから作成すると、その後に食事のついているプランや特典のあるプランなどを作成する際、楽に作成することができます。
それは素泊まりプランを作成すると、お部屋の宿泊料金のベース(ラックレート)を定めることができるので、この料金を軸に考えればプランごとや季節ごとに料金を上げたり、割引することが容易に考えることができます。
例えば、季節によって連休や大型連休の需要のある日程を値上げ、逆に閑散期をベースの料金から価下げしたり、その他、この素泊まり料金に、食事の料金を加算すると食事付きプランの料金も簡単に決めることができるようになります。
プランタイトルを作成する
タイトルがわかりやすくなるように【墨かっこ】をつけて素泊まりと書き、その後に自社の宿のウリや周辺の観光の情報、そしてターゲットとなる方に書くと良いでしょう。
また、素泊まりプランを作成してその他のプランを展開する際、食事付きのプランの場合、朝食付なのか夕食付きなのか、そのお料理は何なのか、ひと目見てわかりやすい形で書いていきましょう。
【素泊まりプラン】駅近3分!〜,【朝食付】心地よい朝はエッグベネディクトで〜など
プランの内容を考える
それではプランの内容について書いていきます。素泊まりプランは特に食事が付いているわけではないので、何時からチェックインで何時からチェックアウトなのか、お部屋の設備、アメニティーを書く、その他周辺の観光情報、温泉があれば温泉情報、お客様へのご案内や注意事項など、できる限りの範囲で情報を載せていきましょう。
基本的な宿泊施設の情報が網羅できていれば、予約をするお客様もイメージしやすく安心して予約することができます。
そうすることで、もし今後食事付きプランを販売する際は、素泊まりプランから引用して、その中に食事の情報を盛り込むだけで朝食付プランや2食付プランなど展開していくことが簡単にできます。
また、タイトルやプランの内容を書くにあたり各OTA(宿泊予約サイト)ごとに文字数制限があるため、最も重要な優先度の高い情報を残しつつ、優先度の低い内容は修正・削除しつつ、調整していくのが良いでしょう。
表現するために付け足した言葉、〜ください。などのひらがな表記。句読点など
プランを登録する
プランの内容ができたら、各OTA(宿泊予約サイト)にプラン登録をしていきましょう。各OTAによって登録するフォーマットが異なりますが、基本的に項目はほぼ変わりません。海外OTAが若干仕様に戸惑うかもしれないというぐらいです。
プランタイトル、プラン内容、プランの宿泊可能日、掲載期間、手仕舞い、キャンセル可能日、キャンセルポリシー、その他ポイントは何%付与するのか、料金特記事項、注意事項など、項目によって必要な情報を埋めていきましょう。
ここではOTAによって仕様が異なるため、解説をしませんがマニュアルを見ながら登録すれば簡単に登録できます。
競合のプランを参考にするのもありです。ただし、パクリはアウトですが、基本的なベースとなる素泊まりプラン・朝食付プラン・2食付プランは競合の文章構成など参考にするのも良いでしょう。
ここでいうパクリがアウトというのは、競合から指摘が入るか、同エリアであれば同じようなプランが並ぶため、ユーザーからみてウリがわからないことです。
料金を登録する
プランを登録したら次に料金を登録しましょう。大人料金から子供料金まで設定します。これも各OTAのマニュアルに沿って登録すれば問題なく登録できます。ここで大事なことはベースとなる料金、ラックレートを決めることです。できればプラン作成する前に決めておいて、登録時には作業するだけの状態が良いです。
ラックレートが決まれば、あとは食事料金を加算するだけで食事付きプランはできますので、コストと利益を鑑み、どのぐらいが妥当なのか、を考えていく必要があります。料金を考える上で、競合の客単価がいくらなのか確認してみるのも1つです。その料金は採算が合うのか考えながら自社の料金を設定しましょう。
プラン写真を登録し設定する
それでは素泊まりプランの料金まで登録終えたら次にプランの画像を設定しましょう。お部屋の外画像であったり周辺の観光地の画像であったり宿泊プランのタイトルに付けたメリットが伝わるような画像を設定しましょう。この画像があるじゃあることでお客様に一目でひと目見てどんな店なのか触りやすいものが良いです。
プランを販売開始する
ここまできたら販売開始です。お客様が初めて予約が可能になりました。作成したプランから予約が入るようになります。初めてのお客様を迎えることが楽しみですね。
いろいろ不安もあるかと思いますが快適に過ごしていただけるよう、お客様が宿泊するまで楽しみにお迎えする準備しましょう。
まとめ
ベースとなる素泊まりプランを作成すると基本的な内容や料金も決まってきます。まずは素泊まりプランから作成することが、後々プラン展開する上で楽になりますので
是非チャレンジしてみてください。